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本サイトは、宮城大学日原研究室におけます下記科研採択研究についての作実施報告を目的としたものです。
○平成25年度 視覚創作系と聴覚創作系との双方向的置換の試み
●平成28年度 「色音変換発音装置」を利用した視覚障害者用誘導システム
日原研究室_科研採択研究実施報告サイト
宮城大学 事業構想学部 デザイン情報学科 日原広一
3.色と音とのパラメタ
AnalogicとSymbolicとEmotional
聴覚ディスプレイについては,AnalogicとSymbolicとの双極軸によって俯瞰できるという見方がある[3].
Analogicとは,とある物理現象と表現メディア(音)との間に一対一対応のような,即時的で直接的な関係のことを指す.例としてはガイガーカウンターがある.一方,Symbolicとは,混合された情報を離散的かつ恣意的な要素に表現する中で,その関係性が本来備わっていないものを指す.例としてはアラーム音や音声言語がある.もっとも,AnalogicとSymbolicとの間には,厳密な境目はない.
本研究は,上記二軸に,Emotional(情動的)という視点を加える.色は音と同様にヒトの情動(感情)に大きな影響を及ぼす.当該心理は,購買行動モデル(プロセス)においても重要な役割を担っており,誘導システムにおいてもその有効性を考察することは重要だと考える.
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